自動車産業を支える「ものづくり」の現場

十日町で暮らすなら必要不可欠なものの一つが自動車。実は約3万個の部品から作られていることを知っていますか。その中のホーン・ブザー・スイッチ・コントロールユニットなどを生産しているのが宮本警報器株式会社です。

ホーンに関しては、日産自動車の国内車両すべてに宮本警報器株式会社製が採用。その音色と耐久性には大きな信頼が寄せられています。

また設計開発から生産、品質保証まで一貫した生産体制を築いているのも特徴。特に製造設備に関しては、機械設計から加工、電気制御まで自社で可能。そのため、納期やコスト、トラブルにも柔軟に対応することができます。

高品質な製品を長期的に安定供給できるとともに、自由度の高い設備作りが可能なのです。

入社30年のAさんは、埼玉の自動車会社で働いた後にUターン。現在は工場内の総務関係の仕事を担っています。

「自分の思っている方向へ仕事を進めることができています。これは大会社ではできないことですね。また、外部との交流や委員会活動での経験が自分の成長につながっています。」

Aさんの語る会社の魅力は、自社一貫生産体制だからできる柔軟性があってこそのものでしょう。

また、充実した設備と体制のなかで培ってきた技術を新しいものづくりに生かす動きも。最近では感染症予防のための足踏み式消毒液スタンド「消毒係　踏みちゃん」を製造。開発の際は地元の事業所へニーズ調査を行い、足が不自由な方のために手押しでも使える設計に。自動車部品製造技術を活かし、耐久性にもこだわっています。

年々自動車の国内外マーケットは縮小し生産数量は減少、自動車業界は厳しい状況が続いています。また新型コロナウイルスによって社会全体の動きも低迷。そのような状況下でも、自社のできることを考え社会に役立つ製品を生み出そうとする姿勢こそ、宮本警報器株式会社の強みではないでしょうか。

そのような柔軟なものづくりに対応できる設備と技術を持っていることも、創業150年の実績ある宮本警報器株式会社だからこそ。

自分のすることに関心が持てる方。小さなことでも挫けず、望むことに対してコツコツと進めていける方。確かな技術と充実した設備を持つ宮本警報器株式会社で、自動車部品製造をはじめとした時代に合わせたものづくりをしませんか？