人生の節目を彩るお手伝い、着物とドレスの総合加工企業

私たちにとって日々の作業のため、流れ作業になりがちですが、お客様にとっては一生に一度の晴れ舞台です。

そのため、小物や草履バックなどにも気を使って作業しています。

どんな方が着てくれるのだろう。成人式の振袖、結婚式のドレス、そして七五三、卒業袴など。お客様の人生の節目に関われる仕事です。

成人式の日に振袖を着るという体験は一生に一度。だからこそ、責任を持って管理し、検品、修繕をして、万全の状態でお客様に着ていただきたい。そう思って丁寧に一つ一つのメンテナンスから梱包までを行います。
　
入社6年目の節田さんがやり甲斐に感じるのは、「お客様の声を聞くことが出来た時」だといいます。返ってきた着物に『お借りして本当に良かったです』と書かれた手紙が添えられていた時に、お客様の要望をしっかり聞くことが出来たのだと安心するそうです。

ハピネスは、着物のミシン縫製から始まりました。現在は業態を拡大し、着物・ドレスの総合加工として婚礼衣装のクリーニングをはじめ、レンタル衣裳の総合的な管理から保管、配送等を行っています。

以前は着物は買うものでしたが、最近はレンタルが主流。大事な節目に初めて袖を通すものだから、お客様が不安にならないように要望を聞き出し、細心の注意を払ってお届けしています。

成人式などで着る振袖は、草履、バックや小道具もセットでレンタルされ、お送りする振袖に合う小道具は従業員が選びます。

だからこそ、緊張感があるだけではなくお客様が喜んでいただけた時の達成感も大きいのでしょう。

また、振袖だけではなくドレスのレンタル需要に合わせて、冠婚葬祭に合わせた管理、保管、配送を行っています。

ハピネス　代表取締役の太田久美さんは、

「クリーニング事業の価格競争が苛烈になる中で、修繕や仕立、セッティングや配送までを一貫して行うことができる強みを伸ばし、顧客のニーズに合わせた更なるサービスの提案や提供を追求していきたい」

と会社の未来を語ります。

十日町市ならではの着物や振袖に関わる仕事。でも、その仕事は人の人生の節目に関わることと同じこと。誰かの人生に寄り添うしごとに、あなたもチャレンジしてみませんか？